2025.03.03

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大阪・関西万博 伝統文化未来共創プロジェクト 47都道府県の木を繋ぎ『束柱(大黒柱)』に

2025年大阪・関西万博の協力催事として、「伝統文化未来共創プロジェクト」の特別企画が進行しています。その一環として、全国47都道府県から集められた木々を繋ぎ、一本の『束柱(大黒柱)』を創り上げる共創プロジェクトが実施されています。制作は、1000年以上の歴史を受け継ぐ宮大工集団である金剛組の皆さまが担われています。

万博を好機とし、日本の宝である伝統業界の方々とのつながりを創出、また伝統技術の豊かさと美しさを次世代へ継承するとともに、全国が一体となる「オールジャパン・ワンチーム」の精神を育むこと、さらに地元の森林資源の共生と循環、重要性を学ぶ機会を得ることを本プロジェクトは目指しています。

今回、サンテックの代表・青木が本プロジェクトの代表世話人として、香川県の杉の木2本を金剛組までお届けしました。その準備にあたり、香川県庁の産業政策課へ伺い、環境森林部森林・林業政策課の皆さまから杉の木に関する情報を教えていただきました。また、ご紹介いただいた有限会社かがわ木材加工センターの皆さまに、木材の準備を進めていただきました。多くの方々のご協力を賜り、心より感謝申し上げます。

香川県では、ヒノキの木が約8割を占め、杉の木は限られた地域にしかないこと、また、「かがわヒノキ」としてブランドロゴマークを制定し、県産ヒノキのPRに力を入れておられることを改めて知る機会となりました。香川県で暮らしながらも、新たな学びとなる貴重な経験でした。

また、弊社からは海外出身のスタッフも参加し、杉の木の搬送をお手伝いするとともに、写真や動画の撮影を行いました。香川から未来へつながる想いを込め、一本の柱へとつながる杉の木をお届けできたことを嬉しく思います。

今後もサンテックは、日本の伝統文化の継承と持続可能な森林資源の活用に貢献できるよう努めてまいります。