8月30日から9月10日までの2週間、ABEイニシアチブの夏期インターンシップとして4名を受け入れました。
今回は、モロッコから2名、南スーダンから1名、コンゴ民主共和国から1名です。
年に1度の短期インターンということで、10日間の間にサンテックのことを知ってもらい、香川を知ってもらい、日本を知ってもらうことを目指して、ギュギュっと詰め込んだカリキュラムになっています。
今回、初の試みだったのが社員食堂（通称「リビング」）でのオンラインうどん打ち体験。
さぬき麺業さまが実施されているオンライン打ち講座の第1号として、zoom越しにご指導いただきながら、現場の日本人社員も一緒になって、ワイワイガヤガヤと楽しく過ごしました。
このうどん打ち、単なる日本文化体験という意味にとどまらず、日本のモノづくり精神を伝える意味合いも兼ねております。インターン生からは、「驚くほど簡単なのに、とても美味しくできあがって、ビックリした」という声があがっていました。
この「驚くほど簡単なのに」という感想、ご自身が持つ技を磨き、誰でも再現可能な技術として昇華された、正にさぬき麺業さまの努力の結晶であると思います。
サンテックでも、あまり大型の機械は導入しておらず、職人の技術で大型のプラント設備機器を作り上げていきます。その様を見た時も、やはり同じような感想がインターン生から出てきます。
必ずしも機械を買う十分な予算があるとは限らない途上国での製造業の未来を切り開いていくインターンの皆さまに、少しでもサンテックの技術を自国に持って帰ってもらいたいと思う日々です。
最終日には、コンゴ民主共和国で有機廃棄物の再資源化装置を導入する際のビジネスモデルを発表してもらいました。
コンゴ民主共和国出身の1人は、9月末から長期インターンシップとして再度、サンテックに来て、ビジネスモデルの実現に向けて取り組んでいます。
他の3人も、2年後の長期インターンシップで改めてサンテックの門を叩いてくれることを願っています。
