2026.01.15

ひとりごと

社員の“おいしい”を支える人。今日の一皿で、誰かの力に

サンテックの食堂には、社員の毎日をそっと支えてくれているシェフがいます。お話を伺ってみると、その語り口は穏やかで、どこか楽しそう。まるで厨房そのものが、彼の居心地の良い“自分の場所”になっているようでした。

まず印象的だったのは、「一人で働くスタイルが自分にしっくりくる」という言葉。以前は二人体制の仕事で気を使いすぎてしまい、心身ともにどこか窮屈さを感じていたそうです。それが、サンテックの広くて整った厨房を初めて見た瞬間、「こんなきれいな調理場は初めて」と胸が弾んだと話してくれました。誰にも気兼ねせず、自分のペースで料理に向き合える環境は、彼にとって大きな原動力になっています。

「サンテックの社員さんの食事を支えとるって、誇りに思いますよ。」
そう笑う姿には、料理へのまっすぐな想いが表れていました。特に、月に一度のスペシャルメランチの日は、社員の嬉しそうな表情を見るたびに、“今日の一皿が誰かの力になっとるんやな”と実感するそうです。「毎日のことやからこそ、ちゃんと作ったごはんを食べてもらえたら、コンビニよりずっとええと思うんよね。」その言葉には、料理を通して人を支える温かいまなざしが宿っていました。

メニューは担当者(管理栄養士)が考えることが多いものの、「こんなん作りたい」と自らリクエストすることもあります。外国人インターン生が母国の料理を作る企画も「面白いやん」と前向きで、食を通じた文化交流を楽しんでいる様子が伝わってきました。

決まった仕入れルールがある中でも、できる工夫は欠かしません。以前、野菜の仕入れ先を見直し、会社にとってより良い方法を自ら提案したこともありました。“環境を自分で良くしていく”という姿勢は、職人でありながら前向きなチャレンジ精神を持つ彼ならではです。

ここで語りきれない魅力がまだまだあります。来週の後編では、料理人として歩んできた軌跡と、生き方に宿るやさしい哲学をお届けします。

2026.1.15 Satoko