
最近、「サンテックは外国人採用に成功している会社ですよね」
「外国人スタッフがたくさん活躍していてすごいですね」
そんな声をかけていただくことが増えてきました。
とてもありがたい言葉で、そう見てもらえていることを嬉しく思っています。
ただ、正直にお話しすると——
最初から今のような形だったわけではありません。
サンテックで外国人採用がスタートしたのは、平成28年(2016年)。
当時は制度も体制も整っておらず、現場も人事も手探りの状態でした。
「どう受け入れたらいいのか」
「どう関わればいいのか」
分からないことばかりで、うまくいかないことの方が多かった、というのが本音です。
だからこそ今回は、
今だからこそ振り返れる“H28年当時の現場のリアル”をご紹介したいと思います。
決してきれいな成功談ではありませんが、当時の空気感をそのまま書いてみました。
平成28年頃、外国人実習生の受け入れが始まった当初、現場は正直、戸惑いの連続でした。
言葉の壁、文化の違い、安全面への不安。
今のようにマニュアルが整っていたわけでもなく、
「とりあえず来るから、よろしく」そんな形で現場にバトンが渡されていたのが実情です。
「こう教えれば伝わるだろう」と思っても、うまくいかない。
分かっていなくても「はい、分かりました」と返ってくる。
本当に理解しているのか分からないまま仕事を任せることに、怖さを感じる場面も少なくありませんでした。
教える側も余裕があるわけではありません。
自分の仕事を進めながら、実習生の様子を気にして、声をかけて、フォローする。
それまで当たり前だった「見て覚えろ」というやり方が通じず、
「どう伝えればいいのか分からない」「正直しんどい」そんな声が上がるのも無理はなかったと思います。
最初は、どう関わればいいのか分からず、必要以上に距離を取ってしまった時期があったのも事実です。
良かれと思って見守っていたつもりが、結果的に放置に近くなってしまったこともありました。
それでも、少しずつ変化は生まれていきました。
面倒を見る人が自然と決まり、声をかけ、失敗しても一緒に確認する。
そうやって向き合う中で、実習生たちの本音が見えてきます。
「早く仕事を覚えたい」
「役に立ちたい」
「家族のために頑張りたい」
その気持ちはとても強く、現場の空気も少しずつ変わっていきました。
作業を細かく分け、得意な工程を任せることで、実習生たちは力を発揮し始めます。
2年、3年と経つ頃には、「いなくては困る存在」になっていた。
気づけば、職場の雰囲気も以前より柔らかくなっていました。
当時の現場は、決してスマートではありませんでした。
正解が分からないまま、手探りで進んでいた時期です。
それでも、逃げずに向き合い続けたこと。
この経験が、今につながる大切な土台になっていると感じています。


2026.01.29 Satoko