2026.03.12

ひとりごと

居場所を取り戻していく時間

育休から復帰してしばらく経ったある日。
人事業務が繁忙期に入り、1時間半だけ残業をしました。

久しぶりに、みんなと同じ時間に退勤。
廊下で立ち話をして、
現場のおじいちゃん達ともゆっくり話せて、
なんだかとても嬉しかった。

「あぁ、私はまだここにいるな」
そんな感覚。

でもその日は、子どものお迎えを母にお願いしていました。

帰宅すると、
玄関で子どもが満面の笑みで駆け寄ってきました。

その瞬間、
幸せと同時に、少しだけ胸がチクッとしました。

時短勤務で早く帰ると、
「みんなより先に帰って申し訳ない」

でも、たまに残業すると、
「子どもに申し訳ない」

どちらを選んでも、
どこかに罪悪感が残る。

仕事をしている自分も本当。
母としての自分も本当。

どちらも大事にしているからこそ、揺れる。

人事として思うのは、
育休復帰は「制度が整っているか」だけでは足りないということ。

大切なのは、
短い時間でも、
その人が“ここにいていい”と感じられる空気があるかどうか。

そして、家庭でも、
毎回のお迎えよりも
「戻ってくる安心」がちゃんと伝わっているか。

揺れながらでも、両方に居場所がある。
そんな会社でありたいと思っています。

それは、育休復帰の人だけではなく、
短時間勤務の人も、嘱託で働く人も、パートタイマーの人も同じ。

働く“時間”が違っても、
会社にいる“価値”は変わらない。

そう思える空気を、
人事として、つくっていきたいと感じた日でした。

2026.3.5 Satoko