皆さん、こんにちは!!
このブログでよく「サンテックごはん」の話をしていますが、実は毎日の美味しいランチがどうやって作られているのか、その裏側について触れたことはありませんでした。そこで今回は、ガーナ出身のインターン生Amoさんが3回にわたって特別に作ってくれた「Intern Cooking」を通して、サンテックごはんに隠されたストーリーをご紹介します。
普段何気なく手にしているランチプレートですが、実はどれもその裏側ではたくさんの工夫と努力が詰まっています。今回、Amoさんが手がけた「Intern Cooking」も例外ではなく、そのこだわりと思いがしっかり込められています。
その中でも、一番苦労したのはメニュー選びだったそうです。
Amoさん:「見た瞬間に『これ食べてみたい!』と思ってもらえるようなメニューを意識しました。」
ガーナの味をそのまま再現したい気持ちと、社員たちの好みに合わせたい思い。その間で試行錯誤を重ねた結果、見た目や味のバランスを細かく調整していったそうです。
また、食材の調達も大きな挑戦でした。日本では手に入りにくい「高粱の葉」や「ブラックアイドビーンズ」といったガーナ料理に欠かせない食材を、オンラインショップやeBayで探し、取り寄せたそうです。これらの努力が、一つ一つの料理に込められていました。
そんなAmoさんがキッチンで奮闘する姿を、このブログを書くために私はそっと見守っていました。特に印象に残っているのが、シェフとのエピソードです。
2回目のランチの日、私はブログの取材のためにキッチンを訪れ、Amoさんとシェフが料理に取り組む姿を撮影していました。
料理を作り終えたとき、Amoさんが二つのお茶を持って戻ってきて、一杯をシェフに手渡しました。シェフは自然にお茶を受け取り、「ありがとう」と柔らかく微笑みながら、二人は並んでお茶を飲みつつ盛り付けられた料理を眺めていました。
そこには言葉はいらない、ただ穏やかで心が温まる時間が流れていました。
後日、私はAmoさんに、なぜシェフにお茶を淹れるようになったのかを尋ねてみました。すると、彼は少し誇らしげな笑みを浮かべながら、こう答えてくれました。
Amoさん:
“Chef feels like a father to me.
That first cup of tea brought by him when we first cooked together made me feel cared for, so I’ve kept the tradition going ever since.
ALSO every time we finish cooking, we shake hands.
It’s respect between pros,haha!!”
「シェフはまるで父親のような存在です。最初にお茶を手渡してもらったとき、とても気にかけてもらっていると感じました。それ以来、そのお茶のやり取りが私たちの習慣になっています。そして料理を作り終えるたびに交わす握手は、プロ同士が互いを認め合う特別なものです。」
実際、Amoさんとシェフは言葉でのやり取りがほとんどできませんでした。料理の工程を伝えるときも手振りや表情に頼るしかなく、時には小さなミスもありました。それでも、一杯のお茶と握手が、言葉の壁を超えて二人を結びつけたのです。
来週はAmoさんによる最後の「Intern Cooking」です。
これまでAmoさんがどんな思いで取り組んできたのか、この物語を思い出しながら、ぜひ心を込めて作られたランチを味わってみてください!
2024/11/28 Jinyu