2025.05.30

ひとりごと

覚えておいてくださいね!ベトナムの人は甘いコーヒーが好きって

先週の金曜日から、社長と一緒にベトナムへ出張に行ってきました。
私にとっては初めてのベトナムであり、人生2度目の海外出張でもあります。

出発前、正直に言うと少し不安がありました。
他の企業では「現地拠点あり」「ベトナム人社員在籍」など、すでに深く展開しているところも多く、そんな中で、私たちには何が伝えられるのかと考えてしまったのが本音です。

でも、プレゼン準備をしているうちに、ふと思い出したことがありました。
——私はこの会社に入るとき、「中国人がいるかどうか」で決めたっけ?
たぶん、一度もそんなことを考えなかったと思います。

去年入社したタイ出身の社員、今年入社したインドネシア出身の社員。彼らも「同じ国の人がいないから不安」と感じていた様子はなく、誰かが特別に国際的な対応をしたわけでもないのに、自然と職場に馴染んでいきました。

現地では、通訳をしてくれたベトナムの女性とたくさん話をしました。ご馳走になったHighlands Coffeeの甘さには驚きましたし、フォーの味が北部と南部でまったく違うこと、街のあちこちにある青色には「癒し」や「落ち着き」の意味があることなど、文化の背景にもたくさん触れることができました。

ベトナムでは、コーヒーもお茶も甘く飲むのが一般的だということも、このとき初めて知りました。

そういったどこにも書かれていない小さな話が、
「ベトナム」という国をぐっと身近に感じさせてくれました。国名やデータではなく、一人の人と、一杯のコーヒーと、何気ない会話を通して。

その体験から、会社のことも改めて考えるようになりました。
社員の一人ひとりとの出会いが、サンテックの自然な国際性を少しずつ育ててくれたのだと思います。

たとえば、給料日のたびに、工場長が車のない技能実習生を少し遠くのスーパーまで連れて行ってくれること。そのスーパーには、日本のスーパーではあまり見かけない、各国の社員にとって馴染みのある食材が揃っています。
また、サンテックのランチの時も、米が苦手な社員のためにパンや麺を用意したり、牛肉や豚肉が食べられない人にはチキン料理を。辛いものが好きな社員のためには、辛味調味料も常に用意されています。

「外国人だから特別扱いする」のではなく、誰に対しても同じように、相手をちゃんと見て、必要なことを自然に考えて行動している。

ベトナムの人は甘いコーヒーが好き」そんな文化的な特徴も、きっと誰かが覚えてくれる。

それは、「ここにはもうあなたの国の人がいるから安心」と言われるのと同じくらい、あるいはそれ以上に心強いことかもしれません。「誰かがもうここにいるから安心」ではなく、「あなたが初めてでも、ちゃんと見ているよ」という空気があること。

今までも、そしてこれからも。
SUNTECHが、ひとりひとりの“最初の一歩”にちゃんと目を向けられる場所であり続けてほしいと、心から思います。

2025/5/30 Jinyu

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