10月に、「傾聴スキル」を学ぶセミナーに参加してきました。
傾聴とは、ただ「相手の話を聞く」ことではなく、「相手の気持ちや考えを受けとめながら聴く」スキルのこと。
頭では分かっていたつもりでしたが、実際に学んでみるとその奥深さに驚かされました。相手の話をどう受けとめるか、どうリアクションを返すか――
ちょっとした言葉の選び方で、信頼関係が変わるということを実感しました。
正直、1回のセミナーで身につくようなものではなく、意識して実践を重ねていくことが大切だと感じています。今回の講座は全4回シリーズで、今後はさらに具体的な場面に応じたテクニックや実践練習も予定されていますので、次回はより深いところまで学べそうで、とても楽しみです。
実は、このセミナーにはちょっとした“企み”があります。
それは、「社内に信頼関係を育てる文化を広げたい」という想いからです。
最近では、どの企業でも「パワハラ」「セクハラ」など、ハラスメントに関する話題をよく耳にします。
上司が部下に仕事を頼むときに言葉を選びすぎてしまったり、
指導をしたい場面でも「どう伝えたら角が立たないか」と悩んでしまったり…。
でも本当は、もっと素直に・お互いを思って伝え合える関係が理想なんじゃないかな?
そう思って、信頼関係を築くヒントを探していたときに出会ったのが“傾聴”でした。
人は、自分の話をちゃんと聞いてもらえたとき、「受けとめてもらえた」「理解してもらえた」と感じて安心します。その安心感こそが、相手への信頼につながります。
上司と部下、先輩と後輩――どんな関係でも、気持ちよく本音で話し合えるためには、信頼関係が欠かせません。 そしてその信頼は、どちらか一方だけではなく、お互いの想いの積み重ねで育つもの。
私は、その信頼を築く一番の近道が「傾聴」だと思っています。
人は、自分の話をしっかり聞いてもらえたときに「受け入れられた」「大切にされている」と感じ。さらに共感や承認の言葉をもらうと、自然とその人を信頼し、好きになりますよね。
この小さな積み重ねが、チームの雰囲気を温かく変えていく力になるはずです。
上司・部下、先輩・後輩の関係も、もっとやさしく・もっと前向きになる気がします。
私は、この「傾聴」というスキルを個人の学びにとどめず、サンテック全体に広げていきたいと考えています。お互いが安心して話せる職場、意見の違いを認め合えるチーム、そして、「この人になら話してみたい」と思える関係。そんな職場を目指して、これからも傾聴の学びを深めていきたいと思います。
少しずつでも、社内に“聴き合う文化”が根づいていったら嬉しいです。

2025.11.13 Satoko ものづくりが好き 工場で働きたい 香川で就職 働く環境 傾聴 ものづくりの現場から 聴き合う文化