PEOPLE 青木 大空

2024年4月。サンテックの専務取締役に青木大空が就任することが発表された。
2010年にサンテックに入社。製造管理部・営業部を経て2021年3月に常務取締役として新社屋に移転したサンテックを牽引してきた。この度専務に就任することをきっかけに、青木大空という人物のルーツを辿ってみた。

思い立ったら即行動した10代

小学生までは香川で過ごし、岡山に移った後、15歳で上京。夢を追いかけてボクシングに励んでいたが怪我を理由に断念。ふと思い立ってオーストラリアに。行きたいと思ったら行かずにはいられない性格だったよう。レストランなどでアルバイトをしながら2年半過ごし、その間に車なども購入。ビザが切れて日本に帰国することになるが、オーストラリアに戻るつもりでいた。
2年半の海外での経験は大空にとって非常に大きなものだった。1番感じたことは外国人の考え方は日本人とは全く違うということ。色んな考え方に触れたことで自分の幅が広がったように大空は感じた。

誰かに必要とされる喜び

帰国後、オーストラリアに戻るためにも働きお金を貯めようとしたところ、先代社長からの声がけもありサンテックにアルバイトとして入社。何かできることがある訳もなく、最初は雑用からスタート。色んな人の頼まれごとをこなして行きながら、少しずつ仕事を覚えていった。いつの間にか周りから必要とされ始め、大空自身も仕事にのめり込んでいった。オーストラリアに戻りたいという気持ちは次第に薄れていき、この人たちと働きたいという気持ちが大きくなっていた。
製造管理部、営業部を経験しながら、サンテックという会社はもちろん、一緒に働く仲間に対する思いを強くしていくのであった。

2024年4月1日 専務取締役の就任にあたり挨拶をする大空専務

一緒に働きたい仲間を増やしていきたい

大空は旅行に行くとしても、何処に行くかよりも誰と行くかが大事だと考えている。ものづくりという仕事はもちろん好きだが、それ以上に一緒に働く仲間が好きだから仕事を楽しむ事ができている。皆にも感謝だし、自分も一緒に働きたいと思われる存在になれるようにしたい。大空の目標はそんな風に思える仲間をこれからも増やしたいということ。
「All for the family」という経営スローガンにあるよう、社員は仲間であり家族。専務としてサンテックファミリーと共にお互いを尊重し、成長させられるような関係をこれからも作って行くことが大空の使命なのだ。

取材を終えて

誰と働くかを大切にしている背景には様々な経験があると感じた。オーストラリアで過ごした経験から色んな考え方や感じ方の違いや多様性に触れ、日本に帰ってサンテックに入社し、人に必要とされる喜びを知ったこと。このような経験があるから、今の考え方になったのだと、取材を通して感じた。